岩手県 小峰 奈智子
我家から約1km所に(小岩井農場の敷地とも隣接する)、産廃溶融炉の建設計画が
進んでいます。建設されれば県内最大規模の産業廃棄物中間処理施設となります。建
設反対の署名にご協力お願いします。
★この溶融炉について少し説明すると・・・★
*処理するもの*
・高濃度ダイオキシン廃棄物・感染性廃棄物・ゴム・プラスチック・廃アルカリ・廃酸・
汚泥・動物糞尿死体・鉱さい・引火性廃油・廃石綿・ ばいじん・紙木など一般廃
棄物・医療廃棄物など。90t/日(トラック60台以上/日)
*融溶炉の仕組み*
・炉内を1300度以上に上げ、ごみを溶かす技術。はじめに、ごみを熱分解。発生
したガスは燃焼室で焼却。残った灰分は加熱・熔融され、真っ赤に液状化して水槽
に落とされ水砕スラグ(ガラス質の細かい粒)にされる。高温を維持するため24時
間稼働。
*「高温でダイオキシンが無害化される」(業者)というけれど・・・*
・ダイオキシンは1000度以上の高温でベンゼン環から塩素がはがれて分解して
も、排ガス処理の段階で再合成される。それをバグフィルターでろ過はするが、私の
概算では、雫石町の清掃センターが排出するダイオキシン1年分を、この溶融炉は
僅か2日足らずで排出する。
・超高温で処理する事で、「水銀などの重金属が気化し、煙突から環境中に排出され
る危険性」があるほか、多環芳香族炭化水素(これは空気中の窒素酸化物と反応し
て変異原性や発ガン性を持つ)や、窒素酸化物(喘息などの呼吸器疾患の原因に
なる)など、ダイオキシン以外にも有害物質を排出する。
*「スラグは、コンクリート用の代替骨材として有効利用できる」(業者)の?*
・溶融スラグには重金属など有害物質が多く含まれ)酸性雨などで有害物質が流れ出
す危険性がある。
# 産廃溶融炉は爆発事故も多く問題を上げればきりがない施設です。#
運動の経過をもっと詳しく知りたい方は…
http://picassomoon.cocolog-nifty.com/satan_blog/cat2538229/index.html
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